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オンライン英会話が続かない理由と、代わりになる練習方法の比較

オンライン英会話を退会した人がつまずくのは英語力ではなく、予約・時間・気まずさの3つです。挫折の原因を分解したうえで、AI英会話・音読・シャドーイング・英会話カフェなど代わりになる5つの手段を、続けやすさと話す量で比較しました。

オンライン英会話は、続けられれば効果が高い方法です。問題は、多くの人が3ヶ月以内に開かなくなることです。

やめた人の話を聞くと、理由はほぼ同じ3つに収束します。しかもそのどれも英語力とは関係ありません。原因を分けてから、代わりになる手段を比べます。

続かない理由は英語力ではない

1. 予約という手続きが毎回発生する

レッスンそのものは25分でも、実際にかかる時間はそれだけではありません。

  • 空いている講師を探す
  • 時間を決める
  • 教材を選ぶ
  • 開始5分前に机に座る

練習を始める前に4つの判断がある状態です。判断は疲れているときほど重くなり、仕事終わりの21時にはまず勝てません。「今日は疲れているから明日にしよう」の1回目で、だいたい終わります。

2. 25分が長すぎる

25分は、集中して英語を話すには長い時間です。前半で話題が尽きて、後半は講師が気を使って質問を足してくれる展開になりがちです。

そして翌日「あれはしんどかった」という記憶だけが残ります。しんどい記憶があるものを、人は予約しません。

3. 気まずさが積み上がる

同じ講師を続けると、前回と同じ話をするのが恥ずかしくなります。違う講師にすると、また自己紹介から始まります。どちらも小さなストレスですが、毎回発生するので効いてきます。

「今日は準備ができていないから、ちゃんと話せる日にやろう」と思った時点で、その日は来ません。

代わりになる5つの手段を比較する

続けられる方法を選ぶときに見るべきは、話す量ではなく1回を始めるまでの手間です。5つ並べます。

手段 1回の手間 実際に声を出す量 費用の目安 向いている人
AI英会話アプリ 開いて1タップ 多い(毎日できる) 無料〜月1,000円台 頻度を落としたくない人
音読・シャドーイング 教材を開く 多い(ただし独り言) 教材代のみ 発音とリズムを直したい人
英会話カフェ 予約・移動 中(他の人も話す) 1回1,500〜3,000円 人と話す緊張に慣れたい人
language exchange アプリ 相手探し・時間調整 相手次第でばらつく 無料 交流そのものが楽しい人
英会話教室(通学) 移動・固定曜日 月1万円以上 強制力がないと動けない人

AI英会話アプリ

予約がなく、時間も自分で決められます。間違えても相手が困った顔をしないので、知らない言い回しを試す回数が増えます。オンライン英会話で気まずさが理由だった人には、そのまま置き換えられます。

限界もあります。人間相手の緊張には慣れません。仕事で英語会議に出る予定があるなら、そちらは別途会議の型で準備してください。

音読・シャドーイング

費用がほぼゼロで、発音とリズムには一番効きます。ただし自分の言いたいことを組み立てる練習にはならないので、これ単体だと会話が伸びません。AI英会話や独り言と組み合わせるのが前提です。

英会話カフェ

人と話す緊張に慣れる目的なら効率がいい方法です。ただし参加者が多いと自分が話す時間は10分程度になります。頻度も週1回が限界なので、これを主軸にはできません。

language exchange アプリ

無料ですが、相手が学習相手として合うかは運です。相手の日本語練習に時間を持っていかれて、自分が話す時間が半分になることもあります。

英会話教室(通学)

強制力は最大です。ただし手間も最大なので、通学が続かなかった人がオンラインに移ってきた経緯があるなら、戻す意味はありません。

選び方の基準は「疲れている日にできるか」

比較表の中から選ぶときは、調子がいい日を基準にしないでください。判断すべきはこの1つです。

残業して帰った火曜の22時に、それができるか。

できないものは、どれだけ効果が高くても年間の実施回数がゼロに近づきます。週2回×25分(月200分)より、毎日1分(月30分)のほうが伸びる人がいるのは、後者が実際に実行されるからです。

この考え方は「1日5分の英会話でも伸びる人と、1日1時間でも伸びない人の違い」で詳しく書いています。

退会する前にやっておくこと

やめること自体は問題ありません。次の手段を決めずにやめることだけが問題です。順番はこうしてください。

  1. いまのレベルを記録しておく。 英語レベル診断(CEFR)を1回受けて、日付とスコアをメモします。3ヶ月後に同じ診断を受ければ、代わりの方法が効いたかどうかが数字で分かります
  2. 代わりの手段を1つだけ決める。 2つ以上始めると両方やらなくなります
  3. やる時間を固定する。 「夜どこかで」ではなく「歯を磨く前」のように、既にある習慣にくっつけます
  4. 最後に退会する。 代わりが1週間続いてからで構いません

話す量だけは落とさない

オンライン英会話をやめても英語力は落ちません。落ちるのは、声を出す機会がゼロになったときです。

私たちが作っている iOS アプリの Inko は、この「予約が要らない・25分もかからない・気まずくない」の3つに振り切って設計しています。開いてシーンを選べば即会話、1回60秒で強制終了、会話のあとに「あなたはこう言った → ネイティブならこう言う」のレッスンノートが自動で届きます。

会話中は一切指摘しません。指摘されないから止まらないし、止まらないから毎日続きます。オンライン英会話が続かなかった人ほど、逆に相性がいいはずです。

アプリを選ぶときの条件は「AI英会話アプリの選び方」に5つの基準としてまとめました。AI英会話そのものの向き不向きは「AI英会話とは?向いている人・向いていない人」を先に読んでください。

よくある質問

Q.オンライン英会話は何ヶ月くらいで辞める人が多いですか?

最初の1ヶ月から3ヶ月に集中します。理由は英語力ではなく、予約という手続きが毎回発生することと、25分という枠が生活に入りきらないことです。辞めた事実そのものより、次に何で置き換えるかを決めていないほうが問題になります。

Q.オンライン英会話をやめたら英語力は落ちますか?

話す機会がゼロになれば落ちます。ただし週1回25分より、毎日1分声を出すほうが口は動きます。頻度を落とさない代わりの手段を先に決めてから退会してください。

Q.AI英会話はオンライン英会話の代わりになりますか?

話す量を確保する目的なら代わりになります。予約が要らず、間違えても気まずくならないので回数を増やせます。一方で、相手の反応から空気を読む練習や、人間相手の緊張に慣れる練習は人が相手のほうが向いています。

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