イタリア語の「ありがとう」と挨拶こんにちは・すみません・いくらですかまで、カタカナ読みつき
イタリア語もローマ字読みがほぼそのまま通じます。問題は発音ではなく、Ciao を使う相手を間違えることです。 イタリア、スイス(ティチーノ州)、サンマリノで実際に使う18のフレーズを、覚える順に並べました。相手から言われる側のフレーズも入れてあります。
イタリア語で「ありがとう」
Grazie
グラッツィエ
「グラッチェ」ではなく「グラッツィエ」に近い音です。
ありがとう
Grazie
グラッツィエ
こんにちは(朝〜昼過ぎ)
Buongiorno
ブオンジョルノ
夕方以降は Buonasera(ブオナセーラ)。店員にはこちらを使います。
お願いします
Per favore
ペル ファヴォーレ
すみません(呼びかけ)
Scusi
スクージ
友達には Scusa(スクーザ)。旅行中は Scusi で統一して問題ありません。
どういたしまして / どうぞ
Prego
プレーゴ
「どうぞ」「どういたしまして」「お先に」まで1語でこなす万能語です。
カタカナは通じる範囲の近似です。 ローマ字読みでほぼ通じます。注意するのは C と G の読み分けだけです。ci / ce はチ・チェ、chi / che はキ・ケになります(Chianti はキャンティ)。gli はリャ行に近い音です。
イタリア語は、この5つだけ覚えれば足りる
出発前に単語帳を1冊やる必要はありません。旅行中に本当に使うのは、次の5つの型だけです。上の一覧の「まずこの5つ」に並べてあります。
- ありがとう … いちばん使います。1語しか覚えられないならこれにしてください。
- こんにちは … 店や施設に入った瞬間に言う一言です。言うか言わないかで対応が変わります。
- すみません … 人を呼ぶときと謝るときで別の語になる言語があります。上の一覧で確認してください。
- いくらですか … 買い物と食事で必ず要ります。数字が聞き取れなくても、指で示してもらえます。
- わかりません … これが言えないと、分かったふりをして間違った方向に進むことになります。
数を増やすより、この5つを考えずに言える状態にするほうが効きます。暗記した20個より、口が覚えた5個のほうが現地では役に立ちます。
Ciao は店員に使わない
Ciao(チャオ)は友達どうしのくだけたあいさつです。店員やホテルのスタッフ、初対面の相手に使うと馴れ馴れしく聞こえます。使うべきは Buongiorno(ブオンジョルノ、朝〜昼過ぎ)と Buonasera(ブオナセーラ、夕方以降)です。フランスと同じく、イタリアでも入店時のあいさつは事実上の必須マナーです。もうひとつ、レストランの伝票にある coperto(コペルト)は席料で、サービス料とは別に1人あたり2ユーロ前後かかります。ぼったくりではありません。
いちばん困るのは、話せないことではなく聞き取れないこと
旅行のフレーズ集はほとんどが「自分が言う側」しか載せていません。ところが実際に固まるのは、こちらが言ったあと相手が返してきた瞬間です。人数を聞かれる、持ち帰りかを聞かれる、支払い方法を聞かれる。ここで黙ると会話が止まり、分かったふりをすると間違った結果になります。
救いは、旅行で返ってくるパターンは多くないことです。上の一覧で「言われる」を選ぶと、イタリア、スイス(ティチーノ州)、サンマリノで実際に返ってくる側のフレーズだけを表示できます。先に目を通しておくだけで、固まる回数がはっきり減ります。
それでも聞き取れなければ、書いてもらうのがいちばん早いです。数字や地名は、耳より目のほうが確実です。
発音は、正確さより言い切ることのほうが大事
ローマ字読みでほぼ通じます。注意するのは C と G の読み分けだけです。ci / ce はチ・チェ、chi / che はキ・ケになります(Chianti はキャンティ)。gli はリャ行に近い音です。
うまく言えない不安から小声になると、かえって通じません。短く、はっきり、ひと息で言い切ってください。相手はあなたがイタリア語の学習者だと分かっていますし、通じなければ聞き返してくれます。通じなかったときのために、現地語の表記をコピーしてスマホに残しておくと確実です。
英語も使う予定なら
イタリア、スイス(ティチーノ州)、サンマリノでも、観光地やホテルでは英語が通じる場面が多くあります。入国審査やレストラン、トラブル対応で使う英語のフレーズは旅行英会話 フレーズ集にまとめてあります。こちらも「聞かれる側」のフレーズを収録しています。
ほかの言語のあいさつ
よくある質問
Q.イタリア語で「ありがとう」は何と言いますか?
Grazie(グラッツィエ)です。「グラッチェ」ではなく「グラッツィエ」に近い音です。イタリア語を1語だけ覚えて行くなら、これを選んでください。会計のとき、道を教えてもらったとき、席を譲ってもらったときに、これだけで場が変わります。
Q.カタカナ読みだけで通じますか?
ローマ字読みでほぼ通じます。注意するのは C と G の読み分けだけです。ci / ce はチ・チェ、chi / che はキ・ケになります(Chianti はキャンティ)。gli はリャ行に近い音です。
Q.出発前にいくつ覚えていけばいいですか?
5つで十分です。ありがとう、こんにちは、すみません、いくらですか、わかりません。この5つがあれば、旅行中に必要な場面のほとんどは回ります。数を増やすより、この5つを何も考えずに口から出せる状態にするほうが効きます。逆に20個を暗記しても、現地でとっさに出てこなければ0個と同じです。
Q.翻訳アプリがあるのに、覚える意味はありますか?
用件を伝えるだけなら翻訳アプリで足ります。それでも自分で言う人が多いのは、扱いが変わるからです。米国の調査会社 Preply が2025年に米国の成人1,526人に聞いた調査では、旅行先で現地の言葉を使った人の47パーセントが「現地の人からより良い扱いを受けた」と答えています。同じ調査で「旅行前にフレーズを学ぶのは重要」と答えた人は80パーセント、実際にやった人は58パーセントでした。ひとことのあいさつは、伝達の手段というより、相手への態度の表明として働きます。
Q.こちらが話せても、相手の返事が聞き取れません。
これが旅行でいちばん多いつまずきです。フレーズ集は「自分が言う側」しか載せていないことが多いので、聞かれた瞬間に固まります。このページでは「言われる」で絞り込むと、イタリア、スイス(ティチーノ州)、サンマリノで実際に返ってくる側のフレーズだけを表示できます。人数を聞かれる、持ち帰りかを聞かれる、支払い方法を聞かれる。返ってくるパターンはそれほど多くありません。先に見ておくだけで固まる回数が減ります。
Q.このページはスマホで見返せますか?
はい。ブラウザの中だけで動き、サーバーへの問い合わせもアカウント登録もありません。出発前に一度開いておけば、機内や電波の弱い場所でも読み返せることが多いです。現地語の表記はコピーボタンでコピーできるので、発音で通じないときは画面を見せてください。
覚えたはずの一言は、声にしないと出てこない
読んで分かることと、現地でとっさに口から出ることは別です。Inko なら1日60秒、AI 相手にイタリア語をそのまま声に出して練習できます。言えなかった言い方はあとでノートに残るので、出発前の1週間だけでも効きます。