ローマ字変換(ヘボン式・パスポート)訓令式・ローマ字入力の綴りも同時に表示
ひらがな・カタカナを入れると、ヘボン式・訓令式・パスポート式のローマ字を一度に表示します。パスポートで迷いやすい長音・撥音・促音のルールも、どれが効いたか分かるようにしています。
名前以外の言葉を1語だけ変換したいときは、左の欄だけ使ってください。
パスポート式(外務省のヘボン式)
姓(Surname)
SAITO
名(Given name)
TARO
続けて書くとき
SAITO TARO
OH 表記を申請した場合
SAITOH TAROH
「お」の長音を OH と書く形です。申請すれば使えますが、既定は上の表記です
ヘボン式(英語の文章・名刺)
名 → 姓(英文の中で書くとき)
Tarō Saitō
姓 → 名(日本語の順のまま)
Saitō Tarō
公用文の書き方(姓を大文字・姓 → 名)
SAITO Taro
2020年以降、日本政府の公用文はこの形(姓を全て大文字にして姓 → 名)を原則にしています
長音は ō のようにマクロン(横棒)で書きます。マクロンが使えない場所では、 上のパスポート式と同じように省いて書くのが一般的です。
そのほかの方式
訓令式(学校で習うローマ字)
Saitô Tarô
し → si、つ → tu のつづり。パスポートには使えません
かなの通りに書いた形(ローマ字入力)
saitou tarou
キーボードで打つときの綴り。おう → ou と書くのでパスポートの表記とは違います
この名前で効いているルール
- 「お」の長音があります。パスポートでは表記しません(おおの → ONO、さいとう → SAITO)。申請すれば OH と書くこともできます。
1文字ずつの内訳
さいとう
| かな | ヘボン式 | 訓令式 | パスポート |
|---|---|---|---|
| さ | sa | sa | SA |
| い | i | i | I |
| とう | tō | tô | TO |
たろう
| かな | ヘボン式 | 訓令式 | パスポート |
|---|---|---|---|
| た | ta | ta | TA |
| ろう | rō | rô | RO |
ヘボン式と訓令式の違い
違いが出るのは、さ行・た行・は行・ざ行と、その拗音です。ここだけ覚えれば、 あとの文字はどちらの方式でも同じ綴りになります。
| かな | ヘボン式 | 訓令式 | パスポート |
|---|---|---|---|
| し | shi | si | SHI |
| ち | chi | ti | CHI |
| つ | tsu | tu | TSU |
| ふ | fu | hu | FU |
| じ | ji | zi | JI |
| しゃ | sha | sya | SHA |
| しゅ | shu | syu | SHU |
| ちゃ | cha | tya | CHA |
| じゃ | ja | zya | JA |
| を | o | o | O |
小学校の国語で習うのは訓令式(内閣告示「ローマ字のつづり方」)です。一方で、 パスポート・駅名・道路標識・クレジットカードなど外に出る表記はほぼヘボン式です。 学校で si と習ったのに空港では SHI と書かれているのは、方式が違うだけで、どちらも間違いではありません。
パスポートで迷う4パターン
| パターン | ルール | 例 |
|---|---|---|
| 長音 | おう・おお・うう・ー は表記しない。「お」の長音だけ申請すれば OH と書ける | さいとう → SAITO(SAITOH) |
| 撥音 | ん は B・M・P の前だけ M。それ以外は N。アポストロフィは使わない | なんば → NAMBA / しんいち → SHINICHI |
| 促音 | っ は次の子音を重ねる。ただし CH の前は T | はっとり → HATTORI / はっちょう → HATCHO |
| 拗音 | ヘボン式の綴りを使う(しゃ → SHA、ちゃ → CHA、じゃ → JA) | しゅんすけ → SHUNSUKE / りょう → RYO |
「えい」と「いい」は長音として扱いません。けいこ → KEIKO、いいだ → IIDA のように、かなの通りに2文字で書きます。ここを長音と同じに考えて KEKO や IDA と書いてしまうのが、いちばん多い勘違いです。
パスポートの表記は一度決めると原則として変更できません。 OH 表記を使うかどうかは、家族の綴りや既存の口座名義とそろえるかを含めて、申請前に決めておいてください。
よくある名前の表記例
| かな | パスポート表記 | 効いているルール |
|---|---|---|
| さいとう | SAITO | 長音(とう)は表記しない。申請すれば SAITOH も可 |
| おおの | ONO | 長音(おお)は表記しない。申請すれば OHNO も可 |
| ゆうこ | YUKO | 「う」の長音も表記しない。OH は使えない |
| けいこ | KEIKO | 「えい」は長音扱いにせず EI と書く |
| いいだ | IIDA | 「いい」も長音扱いにせず II と書く |
| なんば | NAMBA | 撥音「ん」は B・M・P の前だけ M |
| ほんま | HOMMA | 同じ理由で N ではなく M |
| しんいち | SHINICHI | 母音の前でもアポストロフィは打たない |
| はっとり | HATTORI | 促音は次の子音を重ねる |
| はっちょう | HATCHO | CH の前の促音だけ T になる |
| こうへい | KOHEI | この H は「へ」の H。OH 表記とは別物 |
ローマ字と英語の発音は別のもの
ローマ字は日本語の音をアルファベットで書くための表記で、英語の発音記号ではありません。 SAITO を英語話者が読むと「セイトウ」に近くなり、TSUYOSHI の TS は英語の語頭に来ない音なので 「スヨシ」のように崩れます。名前が通じないのは綴りのせいではなく、この差が原因です。
対策はシンプルで、自分の名前を口に出して伝える練習を1回でもしておくことです。 綴りを見せながら、区切りをゆっくり言えば大体伝わります。読む速さや発音の練習を続けたいときは音読スピード測定(WPM)で今の音読速度を測ってみてください。数字や日付を英語で言う練習は数字 → 英語 変換が便利です。
よくある質問
Q.パスポートのローマ字表記は好きな綴りにできますか?
原則としてヘボン式に限られます。SAITOU や SAITOH のように自分で選べるのは、長音の「お」を OH と書く場合など、外務省が例外として認めている形だけです。外国籍の家族と姓の綴りを合わせたいなどの特別な事情があれば、非ヘボン式の表記を申請できますが、証明書類の提出が必要になります。
Q.「さいとう」がなぜ SAITO になるのですか?
外務省のヘボン式では長音(伸ばす音)を表記しないためです。「とう」は TO と書き、SAITOU にはなりません。同じ理由で「ゆうこ」は YUKO、「おおの」は ONO です。ただし「お」の長音だけは例外として、申請すれば OH と書けます(SAITOH、OHNO)。「う」の長音に OH は使えません。
Q.ヘボン式と訓令式はどちらが正しいのですか?
用途が違うだけで、どちらも正式な方式です。訓令式(内閣告示のローマ字のつづり方)は「し → si」「つ → tu」で、小学校の国語で習うのはこちらです。ヘボン式は「し → shi」「つ → tsu」で、英語話者の発音に近く、パスポート・駅名・道路標識・クレジットカードなど対外的な表記はほぼこちらです。
Q.「なんば」が NANBA ではなく NAMBA になる理由は?
ヘボン式では撥音「ん」を B・M・P の前だけ M と書くためです。なんば → NAMBA、ほんま → HOMMA、さんぺい → SAMPEI がその例です。これは唇を閉じて発音する音を M で表すという古いヘボン式のルールで、外務省のパスポート表記でも維持されています。B・M・P 以外の前では普通に N です。
Q.「しんいち」が SHINICHI だと読み間違えられませんか?
実際に起こります。ヘボン式では区切りを示すために SHIN'ICHI とアポストロフィを打ちますが、パスポートではアポストロフィを使わないため SHINICHI になり、「シニチ」とも読めてしまいます。パスポートは規則どおりの表記が優先されるので、口頭で伝えるときに区切りを補足するのが現実的な対応です。
Q.名前は姓 → 名、名 → 姓のどちらの順で書きますか?
パスポートは姓と名が別の欄なので順番の問題は起きません。日本語の文書や公用文では、2020年以降「姓 → 名」で姓を全て大文字にする形(SAITO Taro)が原則になりました。英語の論文や名刺では「名 → 姓」(Taro Saito)も広く使われているので、提出先の指定があればそれに従ってください。
他のツール
- 英語の時刻 言い方 変換時刻を入れるだけで、past / to を使った言い方、数字読み、a.m./p.m.、24時間表記をまとめて表示。読み方のカタカナつき。
- 英語 複数形 変換名詞を入れると複数形に変換し、-s / -es / -ies のどのルールが効いたかを表示。不規則形と単複同形もカバーします。
- 比較級・最上級 変換形容詞・副詞を入れると比較級と最上級に変換。-er / -est と more / most のどちらを使うか、理由つきで表示します。
- 動詞の活用形 変換動詞を入れると三単現・ing形・過去形・過去分詞を一度に表示。子音の重ね方や y → ied のルールも一緒に確認できます。
- 英文 大文字小文字・タイトルケース変換英文をタイトルケース・センテンスケース・全部大文字などに一括変換。英語のタイトルで小文字にする語のルールに対応。
- 英文 単語数カウント英文を貼るだけで単語数・文字数・文の数・段落数を集計。エッセイの語数チェックや、音読・スピーチの所要時間も出せます。
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