英文レジュメ 書き方+テンプレートセクションごとに埋めるだけで、そのまま送れる形にする
英文レジュメをセクションごとに組み立てて、プレーンテキストで出力します。実績の1行はアクション動詞から作れるので、日本語の職務経歴書を訳すのとは別のやり方で書けます。入力はすべてブラウザの中だけで処理され、サーバーには送りません。
1. Contact(連絡先)
英文レジュメの先頭。写真・年齢・性別・家族構成は書きません。
2. Summary(要約)
上から3〜4行で「何ができる人か」を伝える場所。選ぶだけで英文になります。
職歴のいちばん上の実績が、Summary の3文目に自動で入ります。実績を先に作ると要約が強くなります。
3. Work Experience(職歴)
新しい順に並べます。会社名より「何をしてどうなったか」が読まれます。
職歴 1
実績(箇条書き)
実績ビルダー(アクション動詞 → 何を → 結果)
英文レジュメの価値はここに集中します。動詞から始めて、最後に数字を置く。この形だけ守れば読まれます。 収録している動詞は112語です。
人・チーム・プロジェクトを動かした経験。人数を必ず添えます。
できあがる1行
Lead a team of 8 engineers and cut deployment time by 40%.
4. Skills / Education / Languages
空欄にしたセクションは、出力からまるごと消えます。
学歴 1
できあがったレジュメ
TAISHI YAMASAKI Product Manager Tokyo, Japan | taishi@example.com | +81 90-1234-5678 linkedin.com/in/your-name
SUMMARY
Product manager with 6 years of experience in B2B SaaS. Comfortable owning a project end to end, from planning to release. Most recently, led a team of 8 engineers and cut deployment time by 40%. Looking for a role where English is part of the daily work with overseas teams.
WORK EXPERIENCE
Product Manager, Nihon Software Tokyo, Japan | Apr 2021 - Present - Led a team of 8 engineers and cut deployment time by 40%.
SKILLS
SQL, Figma, Jira, Google Analytics, Salesforce
EDUCATION
B.A. in Economics, Waseda University Tokyo, Japan | 2013 - 2017
LANGUAGES
Japanese (Native), English (Professional working proficiency, TOEIC 850)
CERTIFICATIONS
- Professional Scrum Master I (2024)
- ・直近の職歴は箇条書き3つが目安です。数を足すほど、読み手が判断しやすくなります。
よくある弱い書き方と、その直し方
日本語の職務経歴書をそのまま訳すと、ほぼこの形になります。左が惜しい例、右が直した形です。
Responsible for managing the sales team.Managed a sales team of 12 across three regions.
Responsible for は「担当だった」としか言っておらず、規模も結果も分かりません。動詞で始めて、人数や範囲を足します。日本語の職務経歴書の「〜を担当」をそのまま訳すとこの形になります。
I was in charge of the company website.Redesigned the corporate website and increased inquiries by 35%.
英文レジュメの箇条書きは主語 I を書きません。全員が自分の話をしているので、書かないのが前提です。in charge of も「上の立場」に聞こえるだけで内容がありません。
I helped the team with the new system.Rolled out a new inventory system with a team of four.
helped は「手伝った」で、自分の貢献が最小に見えます。実際に自分がした動作の動詞に置き換えます。
Did various tasks related to marketing.Ran monthly email campaigns for 40,000 subscribers.
did / various / etc. はレジュメでは中身がゼロの語です。読み手は5秒で読み飛ばします。
Worked on improving customer satisfaction.Improved customer satisfaction from 78% to 92% in one year.
worked on は「取り組んだ」だけで、良くなったかどうかが分かりません。前後の数字を出せば一発で伝わります。
Assisted with the annual budget.Prepared the annual budget of 500 million yen with the finance lead.
assisted も貢献が見えません。「誰と」「いくらの」を足すと、同じ仕事が具体的になります。
Utilized Excel to make various reports.Built weekly sales reports in Excel for 12 store managers.
utilize は use を難しく言い換えただけです。読み手は難しい語ではなく具体を見ています。
Many customers were satisfied with our support.Kept a 95% satisfaction score across 300 tickets a month.
受け身は誰がやったのかを消します。レジュメは能動態で、形容詞ではなく数字で書きます。
日本の職務経歴書と英文レジュメは、別の書類
翻訳では届きません。求められている情報そのものが違うからです。ここを知らずに職務経歴書を英訳すると、 読み手にとっては「必要な情報が無く、書いてはいけない情報が載っている書類」になります。
| 項目 | 日本の履歴書・職務経歴書 | 英文レジュメ |
|---|---|---|
| 顔写真 | 貼るのが一般的 | 貼らない |
| 年齢・生年月日 | 書く | 書かない |
| 性別・家族構成 | 書く欄がある | 書かない |
| 志望動機 | 履歴書に書く | カバーレターに書く |
| 職歴の順番 | 古い順が多い | 新しい順 |
| 書き方 | 担当業務を説明する | 動詞で始めて結果を数字で書く |
| 長さ | 決まった様式に合わせる | A4で1〜2枚 |
| 書式 | 指定の用紙・手書きも残る | 自由。ただし PDF で送る |
写真・年齢・性別を書かないのは、遠慮ではなくルールに近いものです。アメリカなどでは、これらを理由に選考することが差別にあたるため、企業側は「見ない・求めない」ことで自分たちを守っています。 応募者が自分から書いてしまうと、企業がその書類を扱いにくくなります。親切のつもりが逆に働く、いちばん多い失敗です。
日本国内の外資系企業も、選考は本国の基準で進みます。日本語の履歴書を求められた場合は日本の様式で、 英文レジュメを求められた場合は上の右列で作ってください。1つのファイルに両方を混ぜないことです。
実績の1行は「動詞 → 何を → 数字」で作る
英文レジュメでいちばん読まれるのは、職歴の箇条書きです。ここが「担当していました」で埋まっていると、 その人が何をできるのかが分かりません。上のツールの実績ビルダーは、次の順で1行を組み立てます。
Led a team of 8 engineers and cut deployment time by 40%.
アクション動詞(Led)→ 何を(a team of 8 engineers)→ 結果と数字(cut deployment time by 40%)。 この順番だけ守れば、職種が違っても読み手は同じ速さで理解できます。
守るルールは5つだけです。
- 主語の I を書かない。全員が自分のことを書いているので、主語は落とすのが決まりです。 Managed で始めます。I managed とは書きません。
- 終わった職歴は過去形、現職は現在形。1枚の中で現職だけ現在形になります。
- 冠詞で始めない。The redesign of ... ではなく Redesigned ... と動詞から始めます。
- 数字はアラビア数字で。eight ではなく 8、四十パーセントではなく 40% と書きます。 文中で数字が目に入ることに意味があります。
- 句点の付け方を全行そろえる。ピリオドを付けるなら全行に付けます。混ざっているのが最も雑に見えます。
動詞は リーダーシップ / 改善・効率化 / 売上・成長 / 分析 / 開発・構築 / 顧客対応 / コスト削減 の7グループで100語以上を収録しています。同じ動詞を3回以上使わないだけでも、読んだ印象が変わります。
面接でも同じ実績を話すことになります。話す形に直すときは 英語 自己紹介ジェネレーター、想定質問の準備は 英語面接 頻出質問集が使えます。
セクションの並び順と、書かなくていいもの
並び順そのものにメッセージがあります。上にあるものほど読まれるので、いま売りたいものを上に置きます。
- 社会人3年目以降: Contact → Summary → Work Experience → Skills → Education → Languages → Certifications
- 新卒・第二新卒・職種を変える人: Contact → Summary → Education → Skills → Work Experience の順にして、学歴と使える道具を先に見せます。
次のものは、英文レジュメには入れません。
- References available upon request. 必要になれば聞かれます。1行を使う価値がありません。
- 趣味・特技。職務に直接関係するもの以外は書きません。
- 本人希望記入欄・給与希望。自分から書くと交渉の余地を先に手放すことになります。
- 住所の番地。市と国だけで十分です(Tokyo, Japan)。
- Objective(希望職種だけを1行書く古い形式)。いまは Summary に置き換わっています。
ファイル名も見られています。Taishi_Yamasaki_Resume.pdf のように、 名前と書類名が入った形で PDF にして送ります。resume_final2.docx のままにしないことです。 英語の綴りをアメリカ式(analyze / organize)とイギリス式(analyse / organise)のどちらかにそろえるのも忘れずに。 応募先の国に合わせます。
レジュメを送るときは、カバーレターとメール本文もセットで
レジュメだけを添付して本文が空のメールを送ると、読まれないまま終わることがあります。 英語圏の応募では、レジュメ(事実と実績)とカバーレター(なぜ自分か・なぜこの会社か)の2つで1組です。
カバーレターと、レジュメを添付して送る短いメール本文は 英文カバーレター テンプレートで作れます。応募後のやり取り(面接日程の調整、お礼、催促)で使う定型表現は 英語メール フレーズ集にまとめてあります。自分の役職名を英語でどう名乗るか迷ったときは 役職・部署の英語 一覧を見てください。
よくある質問
Q.英文レジュメに写真は必要ですか?
アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリアの企業に出すなら、写真は付けません。年齢・性別・国籍・家族構成も同じで、これらは採用の判断に使ってはいけない情報とされているため、書いてあると採用側が扱いに困ります。企業によっては写真付きの書類を受け取れず、それだけで選考から外すこともあります。日本国内の外資系企業でも、本国の書式に合わせて写真なしが基本です。
Q.Resume と Curriculum Vitae(CV)はどう違いますか?
アメリカでは Resume が応募書類で、1〜2枚に絞った要約です。CV は研究者向けの経歴一覧で、論文や学会発表を全部載せるため何ページにもなります。一方でイギリス・ヨーロッパ・オーストラリアでは、一般企業への応募書類も CV と呼びます。求人票が CV と書いていたら、それはイギリス式の言い方で2枚程度の応募書類を指していることがほとんどです。中身の作り方はこのツールで同じです。
Q.何ページに収めるべきですか?
経験10年くらいまでは1ページ、それ以上でも2ページまでが目安です。3ページ以上になると、読み手が最初の数行で判断できなくなります。削るときは、古い職歴の箇条書きを1〜2行に減らし、直近の職歴に行数を寄せます。このツールの下に出る語数とページの目安を見ながら調整してください。
Q.志望動機はレジュメに書きますか?
書きません。志望動機はカバーレターの役割で、レジュメは事実と実績だけを並べる書類です。どうしても方向性を伝えたいときは、先頭の Summary に「次に何をしたいか」を1文入れる程度にとどめます。
Q.箇条書きは過去形と現在形のどちらで書きますか?
終わった職歴は過去形、いまも続いている現職は現在形で書きます。同じレジュメの中で現職だけ現在形になるのが正しい形です。このツールでは、職歴の「現職」にチェックを入れると、実績ビルダーが自動で現在形に切り替わります。
Q.職歴が浅い場合や、未経験の職種に応募する場合は何を書けばいいですか?
アルバイト・インターン・学内プロジェクト・個人開発も職歴として書けます。大事なのは肩書きではなく、何をして何が変わったかです。人数・件数・期間・金額のどれかが入っていれば、規模が小さくても実績として読まれます。職歴が少ないうちは Skills と Education を上に持ってきて構いません。
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